「こども庁」 設置で幼保三元化の解消は可能か〜まず必要なのは子どもの貧困対策から〜
皆さまこんにちは、
木村義雄です。
今回のメルマガでは、
一元化の動きがある「こども庁」は
本当に子どもたちが求めるものなのか?
未来の日本を支える子どもたちに
今、本当に必要なものはなんなのか
というテーマで、私なりの見解と
意見をお伝えいたします。
■■■■■■■■■■■■■■■
「こども庁」設立の動きと
その背景にある思惑とは
■■■■■■■■■■■■■■■
2つを1つにするのはそこそこ可能ですが
3つを1つにするのは大変難しい
と言われています。
二十数年前から幼保一元化の課題が
議論されてきました。
10年前の民主党政権下では
強引に「幼保一体化」を進めようとしましたが、
結局、幼稚園は文部科学省、
保育園は厚生労働省、
新しい認定こども園は内閣府の
子ども子育て本部という
幼保三元化で事実上の決着を見ています。
ある意味で幼保一元化の議論は
現在では小康状態を保っているということができます。
ところが幼稚園と保育園の
この歴史的な経過を棚上げして、
なんでも縦割り行政の打破ということで
「こども庁」として一元化しようという
動きがまた浮かび上がってきました。
コロナ禍で評価の落ちた政治の
浮揚策ではないのかとの声も聞かれます。
もちろん新しい役所を作ればアピールできるとの
安易な考えではないとは思いますが
何か拙速の感がいたしてなりません。
なんでもかんでも新しい庁や役所を作れば
支持率が上がると思っているのかもしれません。
よくよく考えると、今までの役所を
切り貼りし新たな役所を作る事は
新たな縦割り行政を推進しているようなものです。
■■■■■■■■■■■■■■■
現場や子どもの目線に立ち、真に
必要なものが何かを考えるべき
■■■■■■■■■■■■■■■
その時々の政権の思いつきによって
振り回されるのは現場にいる国民です。
「こども庁」を作るにしても過去の経緯を
無視して人気取りやその都合で政策が出来上がれば 、
今度のコロナ禍騒動における政府の方針のように
実際に法律を作る所管官庁の現場を
全く理解しない法案が出来上がり、
結局は一番振り回されるのが
現場で働く職員や子どもたち自身です。
純粋に現場や子どもたちの立場に立って
真に何が必要であるかを真剣に考える中から
物事を進めていかなければいけません。
残念ながら今までの子どもに関係する
こちらの記事全文はメールマガジン「木村義雄のちょっとひと言」に掲載されています。
ご購読のお申し込みはこちらからどうぞ。