#8000
(子供医療電話相談)
(子供医療電話相談)
#8000とは
#8000とは、一言で表すと「子ども医療電話相談」です。
休日・夜間に急に子どもの具合が悪くなった際、#8000をプッシュすることでご家族がすぐに、医師・看護師等に電話で相談できるのです。
休日や夜間など病院が開いていない時に
・ 子どもが怪我をした
・ 子どもが急に発熱した
・ 突然ぐったりしている
といった状況が起こると、保護者の方は不安になってしまいますよね。
そのような時に、子どもの症状にどのように対処すれば良いのか・病院を受診した方が良いのか等々を小児科医師・看護師等にできる相談窓口が全国47都道府県にあるのです。(多くの都道府県で平日休日ともに19時〜翌朝8時まで利用可能です)
実はこの#8000、私が厚生労働副大臣の時に提案し実現した政策の1つでした。
(*子ども医療電話相談事業(#8000)概要:厚生労働省ホームページ)https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/10/tp1010-3.html
ひどく混雑した小児病院を視察して・・・
私が厚生労働副大臣の時、
国立小児病院(現在の国立成育医療研究センター)を視察した際のことです。
夕方の時間帯、病院の広いロビーは大変な大混雑でした。
院長に話を聞くと「すぐにでも入院が必要なお子さん」と
「病気ではあるものの、入院は必要でないお子さん」で受付や待合室はひどく混雑した状態との事でした。
そのような状況では、いつ診察室に呼ばれるかもわからず、
長時間不安や心配を抱えたままの保護者様やお子さんが増えてしまいますし、病院側も対応に追われるばかりとなってしまいます。
私はそれを見て、前もって電話で病状等の相談ができ、急を要するものかどうかの判断ができるようになれば、患者さんにとっても、病院にとっても良いと思い、早速#8000のシステムを設立しました。
当時はまだ#0000というシステムが普及する以前でしたので末広がりの良い8000という番号選ぶことができました。
足りていない
「夜間・休日対応」
親にとって、子育てには様々な心配事があると思います。学校、習い事、進路などなど様々な事柄において心配になったり不安になる事がありますよね。その中でも、特に「子どもの病気」に関しては大きな不安や心配が生じるかと思います。
私が小児病院を視察した際、そこには驚くほどたくさんの親子が待合室にあふれていました。例え軽症であっても親としては不安になってしまいますから、場合によっては救急病院に駆け込んでしまいますよね。ただその数があまりにも多いと、医師や看護師の人数にも限りがあるので対応・サポートが行き届かないケースも生まれてしまいます。
平成28年時点で#8000の年間利用件数は864,608件にものぼっており、夜間・休日の子どもの急病対応ニーズは全国各地で溢れかえっています。しかし#8000が実現する以前は、そのニーズへ適切に対応できていない状況があったのです。